「ぐぁぁぁぁ~損切りになりそう~」
いつものように居酒屋でビールを飲んでいたときのことです。
スマホをいじっていたK藤さんが叫んでいました。
K藤さんは飲んでいるときに損切りトレードが発生すると、
ビール(もしくは手元にあるお酒)を一気飲みするという変わったクセがあります。
「あ~今日も今から一気かな」
身構えていたのですが、いつまでたっても一気がはじまりません。
「K藤さん、反転したんですか?よかったですね」
そう話しかけました。
「反転??何言ってるの、ストップに巻きこまれて損失が広がっている・・・」
「えっ、、、なんで損切りしないんですか?」
ここで返ってきた答えこそK藤さんが負け組トレーダーであることを証明するのに十分な一言でした。
それは
・・・
・・・
「大丈夫、5分足から1時間足にストップラインを切り替えたから(笑)」
私は今日もそっと会話をFXの会話から変えたのはいうまでもありません・・・
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Contents
会社員として出来る男でも負け組
こんにちは、あふはなです。
先日、相変わらず負け組トレーダーのK藤さんと飲んでいました。K藤さんは典型的な負け組です。FXでは負け組なんですが、昼間の本業ではかなり稼いでいるスーパー会社員です。昼間の本業ではいわゆる「勝ち組」の部類に入る男です。
けっこうな大学を卒業してある電機メーカーで働く頭が切れる男です。けっこう有名な商品をいくつも開発しています。
本業では出来る男なのに、FXになると負け組になのです。FXの世界では頭の切れる人間が負け組になるという現象が普通に起きます。なぜでしょうか?
いわゆる普通の会社員という仕事は「がんばって」作業すれば大概の事はなんとかなります。簡単に言うと出来るまでやり続ければいいのです。それこそ「休日返上」だったり「残業を無制限で歓迎」だったりです。
ある程度、気合いと根性で作業をすれば大部分はなんとかなります。
仮に、決定権が相手にあるような営業職であっても、1つの営業がダメでも結果がでるまで諦めずに営業を頑張ればなんとかなります。そして、失敗している期間に特にお金が減るということもありません。
いわゆる普通のお仕事は失敗しても何か損をすることはありません。(せいぜい、上司に怒られるくらいです)
でも、FXの世界では失敗=損失です。(正確には正しい損切りは失敗では無いのですが・・・まぁ、ニュアンスでわかってください)
なので成功するまで頑張ろうとしてもその前に資金が減少して頑張れない状況に追い込まれます。
損切り
損切り・・
損切り・・・
損切り・・・・・
ゆ・ゆ・ゆるさ~ん(損切りなんかするもんか・・・)
爆損(退場)
なんていう話は腐るほどある話です。
とくに、いわゆる普通の仕事で出来る人ほど、「変なプライド」があるので厄介です。
「俺が出来ないわけがない」
「俺が分析してトレードをしているんだから俺の分析どおりに値段は伸びる」
けっこう、こんな感じで損切りが最終的には出来なくて爆損での退場トレーダーが完成します。
頭のいい人がプライドが理由で損切り出来なくて退場するのです。このブログを見ているアナタの事です。
都合良すぎじゃないですか?
なまじ、頭のいい人のトレードの特徴として、「相場をねじ伏せてやろう」「攻略してやろう」とする傾向があります。完全に今この瞬間からの動きを読み切って利益をだしてやろうみたいな傾向です。
そして、その動きどおりに利益が出れば基本的に威張ります。すてきな感性ですよね。
そして、自分が攻略しようとした動きと反対の動きをしたときにある特徴的な必殺技をお披露目します。
それが
「時間軸を変更してのストップずらし」
です。
デイトレをしているとして5分足や15分足をトレードに使用してエントリーをした場合はストップや利確もエントリーした時と同じ足で判断するのが普通です。でも、頭の切れる人は損切りになりそうになると閃きます。
「5分足なら損切りだけど1時間足でみたらまだトレンドは崩れてないじゃん(キラリ)」
こんな感じで自分を納得させる最高にすてきな閃きを繰り出します。
FX界で有名な
「負け組のストップずらし」
これが完成します。
頭がいいからこそ、ものすごく自分の理論が正しい気がします。なぜなら、その人は頭がいいのですから・・・
頭がいいからこそ、自分の理論で負ける事は無いと思い込みます。なぜなら、今まで勝ち続けてきたのだから・・・
おめでたいですよね。都合が良すぎですよね。
ストップずらしで勝てるほど相場は思い通りに動いてくれません。
むしろ、そんなストップは確実に食われます。
ストップずらしの正体
負け組の必殺技であるストップずらしですが、なぜこの必殺技をどの負け組も見事なくらい華麗にくりだすのでしょうか?
簡単にいうと、「負けたくない」のです。その「1回のトレード」で負けたくないのです。このメンタル、マインドこそがストップずらしの正体です。
勝ち組トレーダーは「上手に負けよう」とするので負けトレードだと判断したら、さっさと損切りをしてPCを閉じます。スイングトレードとかだとほぼocoで決済するので損切りになったことすら気がつかずに損切りしてトレードが終わっています。
しかし、負け組は「負けは許されない」のです。なんとか、相場を攻略して負けトレードを勝ちトレードにひっくり返したいのです。だからストップずらしという技を繰り出してきます。
やはり、負ける人はみな同じように負けていきます。
さみしいですね。
さっさと切っておけば勝ち組なれるのに・・・
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