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半年で約25円下落したドル円の戦略を真面目に考えてみる

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こんにちは、あふはなです。

2016年7月時点でドル円は完全な下落トレンドです。2016年1月から2016年6月の半年間で約25円も下落しました。これはかなりの下落幅で退場した人も多いと思います。

特に2016年6月のポンドの下落は凄まじいものでした。

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この下落はイギリスのEU独立の国民投票による下落です。大方の予想では残留でしたが、離脱派が勝ってしまってのサプライズ下落でした。阿鼻叫喚の下落とはこのことでしょう。

このポンドの下落に巻き込まれる形でドル円も一気に下げました。ただ……このポンドの騒動の前からドル円は1ドル125円から108円ほどまで下げていたので、ポンドの騒動だけが理由ではありませんが。どっちにしろ、一時は99円すら割り込みましたからね……。

世間では完全に下落トレンドなのでショートでポジションを持つことを考える人も多いのではないでしょうか?

そこで、半年で25円下げた場合の今後の戦略を考えてみます。

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※注意ポイントとしては2016年の下半期の戦略として考えるのがメインではなく、半年という短期間でドル円が25円もの下落をしている状況に対する今後の戦略という趣旨の記事です。

同じような状況が今後おこると思うので、その時に対しての戦略警告にできればと思っています。

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Contents

全体像を考える

FXでポジションを持つときには全体像を考えるようになれると投資レベルがあがると考えています。全体像とは自分がどういう戦略でトレードに望むのか?ということです。

・デイトレで行くのか、スイングで行くのか
・下落の下限をどの辺でみるのか、反発の上限をどの辺でみるのか

などですね。

個人的にはスイングトレードで心の安定を計りながらのトレードをすすめます。25円もの幅で短期間で動いた場合はボラが大きいのでノイズ的な動きが多く、短期トレードだとこのノイズで狩られることが増えます。その結果として「イラっと」することが増えてしまいます。そうなると、「損切りなんかするから損失が増えるんだ!」的な感じになりかねません。

デイトレでも利益方向に動いた場合は普段のデイトレより利幅が大きくなりがちです。なので、デイトレが得意であれば問題はないのですが、トレードする回数を少し制限して、リスクを減らしたほうがいいかもしれません。(あくまで個人的な主観です)

チャートをみて、「はい、ロング」とか「はい、ショート」みたいな感じでエントリーするのではなくて、ある程度の想定をします。

●想定する内容

・ロングで入るのか、ショートで入るのか、
・入る場合はどの辺でエントリーするのか、
・現状のチャートの形のチェック、
・損切りポイントの予測、
・利確ポイントの予測、
・心理的負担ラインの予測

などをトレード前の準備として必ず行います。むしろ、この全体を考えることがトレードで1番大事だと言ってもいいかもしれません。

エントリーポイントを絞る

全体像を考えたら、次はエントリーポイントを考えます。損切りポイントを先に考えてからが逆算でエントリーポイントを設定する人も多いと思いますが、個人的にはどっちでもいいと思います。

エントリーポイントを決めれば自然と損切りポイントは決まるし、先に損切りポイントを決めてしまってもエントリーポイントは決まります。エントリーポイントと損切りポイントはセットです。

エントリーポイントは個人的には
ぷーさん式がシンプルです。もちろん自分の得意パターンでエントリーします。

半年で25円下がれば当然反発があります。個人的にはこの反発狙いでエントリーをします。半値戻しで10円~12円の反発を狙うことも非現実的とは思えません。5円~8円くらいの反発ならボラが大きいのでちょっと動いたら取れてしまう値幅です。だからこそ、エントリーポイントは絞り込みたいです。

逆に流れに乗ってのショートなら、切り返しが怖いので、キッチリ切れるポイントが見えてからエントリーします。

「上がった値は必ず下がる、下がった値は必ず上がる」のが相場です。

2016年の7月の時点(このブログを書いている時点)では心理的節目の100円が真下にあるので、そこまでは下落範囲の可能性は高いと思います。でも、逆に言えばそこから先も下がるとはその時になってみないとわかりません。

損切りがやっぱり命綱

このブログで何回も何回も何回も書いてきていますが、大事なことは損切りです。エントリーがロングであれ、ショートであれ、自分のエントリーと違う方向に動いたらさっさっと切ることができれば退場にはなりません。

よく、どのくらいの幅で切るのがいいですか?10pipsですか?30pipsですか?100pipsですか?と質問されますが、どれでも良いです。どの幅であれ、自分が決めたポイントで切るのであればOKです。1番やってはいけないのは1回決めたポイントをどんな理由であれズラすことです。

1回設定した逆指値を動かした時点で、そのポジションは切れなくなってしまうし、ほとんどの場合はズラした値にヒットしてしまいます。ちなみに手前に損切りポイントを動かすのはアリです。

半年で25円動く相場ですから、まだまだ自分の想像以上に動く可能性があります。例えば、今、日銀の政策発表があってその内容がサプライズな内容であれば3~5円は一気に吹っ飛ぶでしょう。介入や緩和などの政策発表はいつあってもおかしくありません。むしろ、「ある」と考えるほうが自然だと思います。

そんな状態で損切りができない状態であれば、一気に退場です。

繰り返しますが、自分が「最初に」決めたポイントで切るのであれば10pipsでも30pipsでも100pipsでもかまいません。

ポジション量は様子を見ながら

エントリーポイントが決まったら、ポジション量の調整が必要です。普段のエントリー時と同じ間隔でポジション量を決めないほうがいいです。25円動く相場で大きめの利幅を狙うのであれば確実に反発したことを確認してからポジション量を増やした方が安全です。トレードするときは利益を取ることよりも、自分が退場しないように安全にトレードするほうが結果的に利益が残ります。

この後、解説する追撃を視野に入れて、最初は様子見的なポジション量でOKです。いわゆる「打診買い」ですね。

少し高等技術ですが、追撃してポジションを積み増していくとあっという間に利益が増えます。逆に損切りするときは少ないポジション量での損切りなので損失が少なくなる利点があります。

初心者ほど、最初から一気に全力でエントリーしますが、これは本当にやめたほうがいいです。退場が早くなるだけです。まずは様子を見ながらというのがプロの買い方です。アナタもトレードをする以上プロです。お金を増やしたくFXを始める以上プロなのです。なので、最初のエントリーは様子を見ながら、です。

可能ならどこかで追撃を視野に入れたい

エントリーしたポジションに利益が乗ってきたら、追撃準備です。この積み増すポジションが利益を大きくしてくれます。すでに、利益が乗っている状態でエントリーするので、仮に反対方向に動いたとしても損失が出ません。このときに、「利益が減る……」って考えたらダメです。これが積み増してトレードすときのコツです。

最初のエントリーと同じ量のポジションで追撃をするのか、最初より大きくするかは資金量とメンタルの強さによるので微調整をしてください。

25円動くと言うことは利益方向に動き出したら一気に動きます。特にスイングトレードでエントリーしている場合は、最初に想定して利幅ポイントまでキッチリ引っ張ってください。もし、不安があれば分割決済がおすすめです。分割で決済をすればある程度の利益は確保できるのでメンタルが一気に安定します。分割決済が出来るようにするためにも追撃をして複数ポジションを持つのは有効です。先に利確したポジションで利益をとりあえず確保して、残ったポジションが利幅がたっぷり乗ったお宝ポジションがなりやすくなります。

最後に

短期間で大きく値が動いた場合はボラが大きくなるし、ちょっとしたことで、さらに値が動きます。それも、自分の想定を大きく超えるような動き方をしたりします。なので、慎重にエントリーをしてほしいし、早めに損切りをしてほしいです。利確は引き伸ばしてほしいです。

上がった値は必ず下がるし、下がった値は必ず上がります。

それがどこで起きるかは誰にもわかりません。でも、どこかで反対に動きます。だからこそ、利益は引っ張る必要があるし、退場しないように損切りはさっさと決済する必要があります。

ボラの大きな相場で材料が出ると一気に値が吹っ飛びます。今のドル円相場で注意したいのは日銀の政策発表ですね。後は選挙なんかも関係します。ドル円が80から125円まで一気にあがったキッカケは衆議院選挙による民主党から自民党への政権交代です。そこに、日銀の緩和(日銀砲)が重なって一気に吹き上がりました。押し目なしでした。

もし、今、日銀が緩和を止めるなどの政策をだしたら数円単位で一気に下に動くでしょう。100円の節目とか関係なく下落することも普通にあるでしょう。

だからこそ、損切りをキッチリやりながら、エントリーポイントを絞り込んでトレードしてください。

今の、下落トレンドはファンダメンタルズ的には何か大きな材料があるわけではないので、個人的には80円から125円まで上がった相場の押し目だと考えています。押し目だからこその反発狙いを戦略として据えるだけです、もちろん違う可能性もありますが、その場合はあっさりと切るだけです。

相場分析はあたる、ハズレるはどっちでもいいので気が楽です。

大事なのは全体の戦略であり、エントリーポイントであり、損切りであり、利確ポイントです。

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